人生100年時代という言葉通り、世界中で100歳以上の人口が増加している昨今。
しかし、ただ長生きするのではなく、元気に長生きすることが人生を充実させる上で重要なことです。
今回は、健康的に長生きしている人の特徴などを紹介します。
健康寿命と平均寿命
健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく暮らせる期間」と定義されています。誰かのサポートや介護の必要がなく、自立して暮らせる期間を指しています。
一方、平均寿命とは「0歳における平均余命」を意味しています。
令和元年時点で厚生労働省が発表した平均寿命と健康寿命は、次の通りです。
平均寿命……男性:81.41歳、女性:87.45歳
健康寿命……男性:72.68歳、女性:75.38歳
平均寿命と健康寿命は10年ほど差があります。
長生きしている人の特徴
100歳まで生きる人は、日々のルーティンがある、タバコを吸わない、定期的に運動しているなどの特徴があります。健康寿命を延ばすためにも、ぜひ生活に取り入れてみてくださいね。
日々のルーティンがある
健康に長生きする人は、ラジオ体操を毎朝行ったり、犬の散歩をするなど日々のルーティンがあります。1日をダラダラ過ごすのではなく、決まったルーティンをこなしてみましょう。急にルーティンができなくなるなど、体調の変化にも気づきやすいというメリットもあります。
タバコを吸わない
タバコは百害あって一利なしです。様々な研究でタバコはガンのリスク因子であることが報告されています。健康的に長生きするためには禁煙をおすすめします。
定期的に運動する
運動不足は健康寿命を縮める原因になるため、定期的に運動しましょう。筋力は加齢と共に低下しやすいため、定期的に運動する習慣をつけ筋力の低下を防ぐことが大切です。おすすめは、少し息が上がるくらいのウォーキング。決して無理はせず、1日30分など自分でできる範囲で運動しましょう。
睡眠をしっかりとる
身体の休息も大事です。睡眠不足になると生活習慣病のリスクが上がるとも言われています。身体を健康に保つには、しっかり睡眠をとって、心身共に健康的な状態を作りましょう。
栄養バラスの良い食事
健康な身体をキープするには、食事も大事です。栄養バランスの良い食事を心掛けましょう。1日3食きちんと食べること、食べ過ぎないよう腹八分目にする、一汁三菜を基本に塩分や糖分を摂りすぎないように気を付けるなど、意識してみてください。
社交的になる
人とのコミュニケーションは、認知症やフレイル(健康体と要介護状態の中間)予防に役立ちます。コミュニティーに参加することで精神的な充実感を得られるため、新しい習い事やボランティア活動など、社会との接点を持つといいでしょう。
健康で長生きする
長生きしている人の特徴としてほかにも、ストレスを溜めない、身だしなみに気を遣う、ポジティブシンキングを心掛けるなどがあります。
健康寿命を長く保つために、運動、食事、睡眠などライフスタイルを見直して、いつまでも健康にいきいきと過ごしましょう。