長時間仕事や勉強でパソコンや教科書に向き合ったり、スマホでSNSやゲームをしたり、現代社会に生きる人は常に目を酷使しているかもしれません。
視力低下のメカニズムは、近視・遠視・老眼で異なり、原因も加齢・目の使い過ぎ・病気など様々。今回は、近視や視力低下の原因と対策について紹介していきます。
近視とは
近視の場合、近くの対象物はハッキリ見えるものの、遠くの対象物にピントを合わせようとしても上手くいかずぼやけて見えてしまいます。
近視とは、外部から入ってきて水晶体で屈折した光線が、元来焦点を結ぶべき場所の網膜よりも手前で焦点を結んでいる状態のことをいいます。
視力低下の原因
目の使い過ぎ
目の酷使による「疲れ目」も視力が下がる原因になります。疲れ目はぼやけて見える、眩しく感じる、目の充血や痛みを感じることも。また、外にいる時間が少ないのも原因の1つとされています。
手元の作業が多い
パソコンを見ることで視力が低下するのではないかと心配する人もいるでしょう。実は、「パソコンを見る」ことが視力の低下を招くのではなく、「手元を見続ける」ことが目に良くないと言われています。そのため、参考書やノートで勉強をしていても、「手元を長時間見ている」ため視力低下に繋がることも。
視力低下を防ぐには
外に出る
外にいると自然と遠くを見ることが増えます。また、太陽光が近視の抑制になると考えられているようです。少しの時間外で過ごしたり、気分転換で散歩に行ったりすると良いでしょう。
休憩を挟む
仕事や勉強による手元の作業を長時間する場合、視力低下を防ぐには1時間に1回1分の休憩がベスト。難しい方は、数秒でもいいので画面から目を離して、遠くを見るというルーティンを取り入れてみてください。その際は、2m以上遠くを見るのがおすすめ。また、パソコンとの距離は40~50cm以上取るようにしましょう。
コンタクトやメガネが合っているか確認
度数の合わないコンタクトやメガネを使用していると、疲れ目の原因となります。コンスタントに度数が合っているか確認しましょう。
また、コンタクトを装着していると目が乾きやすく、ドライアイになりがちなので注意が必要です。通常1分間に10回ほどしている瞬きが、パソコンを見ている時は7回にまで減るのだとか。瞬きの回数が減るとその分目を休める時間も減るため、意識的に瞬きをしたり、休憩しましょう。
目を休ませて視力低下を防ごう
目が疲れたなと感じた時は、目を休ませることが大切です。また、意識して遠くを見るようにする、瞬きをするようにしてみてください。作業中でもコンスタントに手元から目を離して窓の外を見る、といったルーティンを作るのもいいでしょう。
見え方や視力に違和感がある場合は病気の可能性もあるため、眼科など専門機関に相談してくださいね。